保護者間の連絡手段、どうしていますか?
これは「子供/保護者」×「オンラインコミュニケーション」 Advent Calendar 2016 - Adventarの1日目の投稿です。
今年度初め、長男の中学卒業とともに役目を終了したPTAの環境委員長を後任に引き継ぐために、中学校の役決めに参加しました。
卒業生の保護者として遠巻きに眺めながら、会話を聞いていました。
「じゃぁ、連絡手段どうする?携帯番号交換する?」
「メール交換もしておく?」
「LINE交換したほうが早くない?」
こういう会話の後に続くパターンはだいたい3つ。
- えぇよー
- わたし、LINEやってへんねん
- わたし、ガラケーやねん
2番目の回答を返すと、だいたい返ってくるのはこんな提案です。
「LINE便利だよー、入れたらいいのに」
「簡単に入れれるから入れてあげるよー」
3番目の回答を返すと、こんな答えが返ってきます。
「スマホ便利だよー、変えればいいのに」
さて、このやりとり、私の前で巻き起こっただけのものなのでしょうか?
多くの学校で起きている問題
実際に揉め事として聞く話は、ネットでの子供の揉め事もありますが、それだけではないのが現状です。
先にあげたLINE IDを交換するしないは、保護者間で起こっている問題の幕開けに過ぎないことを知るのです。
「『○○さんがLINEでこんなこと言ってた』とか揉めるんですよねー。」
「子供がもめると、そのあと、保護者がLINEで揉めるんですよねー。」
的な。
ちょっとマテ。
ちょっとマテ。
ちょっとマテ。
大切なことなので3回言いました。
子供たちにいつも話しているんです、身近な大人に相談しよう!って。
保護者は子供たちにとっては一番身近な大人です。
相談すべき保護者がLINEで揉めていますは良いのでしょうか。
もちろん、保護者だって人間なので、揉め事一つもなく過ごせというのは酷なことはわかっているのですが。
保護者同士が対話する場所
保護者同士が対話する場所は、たぶん、私たちが子供のころに比べて減っているのではないだろうか。
体感でしかないんだけれども。
私も働きながら子育てをしているし、そういう家庭では日中の保護者同士の対話は困難だと思う。
例えば、学童保育。
我が家が居住している地域は、毎月1回学童保育の会合があります。
金曜日の19時半から。
会合が始まる少し前に行って、子供連れの場合は保育を保護者が時間分担で行うので、その間に、よその保護者と対話ができるというわけです。
加えて、学童保育には役割分担があります。
年度初めに決める役割分担は、こんな感じ。
- キャンプ班
- ドッヂボール班
- 餅つき班
班が分かれると、そのイベントごとに集合する頻度が増えるので、必然的に対話も増えます。
働いているからこそ、こういった枠組みの中で対話という名の情報収集を行う必要があるのではないかと感じています。
さて、連絡手段の話に戻すと、学童保育での連絡手段は基本、電子メールベース。
もう、最初からメールと電話を交換しようという流れなんですよ。
電話では働く時間帯によってうまく行かない場合もあるし。
もちろん、個別に仲良くなればLINEだったり、Facebookだったり他のSNSを利用するということもあるけれど。
最初から利用する仕組みを決めているというのは大きなことなんだろうなと、ここで気付くんですよ。
正直、多くの保護者はLINEを利用しているんだけれど、中にはガラケーユーザもいるしという。
もっとも、これって、今の時代だから電子メール利用しようぜ!なんですけど、長男の時(9年前)はそうじゃなかった。
携帯電話持ってない保護者もいたもの。
あぁ、時代は流れている。
保護者同士が対話する場所は変わっているなと。
保護者同士のLINE問題。
それ、たぶん、LINEなくても問題起きてるよ。
子供にも言うじゃないですか。
ネットは現実の延長線上だって。
保護者でも同じなんですよ。
なので、あぁ、LINEでなんだか問題起きたかも!って思ったら、保護者もぜひ、対面して話す方法を模索すればよいと思う。
そんな話をつらつらと書きながら、気が付けば日付が変わってしまったのでタイムスタンプを6分ほど前にねつ造したのはヒミツです。
明日は、 id:ohesotori によるお話しです。