違う業種の勉強会で新しいことを吸収しよう

勉強会に行ってみた 第2回ワードマクロ勉強会 in 大阪

20011年5月21日に開催された「第2回ワードマクロ勉強会 in 大阪」に参加しました。
第2回ワードマクロ勉強会 in 大阪の案内|みんなのワードマクロの案内に書かれた、『勉強会の参加者をあと2名だけ募集いたします。』の文言が「案内後即の枠の埋まり具合すげ!」という感じだったのですが、参加してみて納得。
前回開催した勉強会の参加者に優先的に開催案内&募集後、枠が空けば参加者募集という形式で勉強会を開催されているとのことでした。

▼開催概要
日時:5月21日(土) 13時開場 13時半〜17時(退出)
場所:大阪市生涯学習センター 城北市民学習センター
参加費:3000円
持ち物:ノートパソコン (電源用の延長コードは用意いたします)
内容: 既存のプログラムを登録して、用途に応じて手を加える(改造する)演習です。
その一歩として、マクロを書いたり実行したりするエディターソフトVBE(Visual Basic Editor) を実際に使ってみます。

開催概要から、ハンズオンで座学だけではなく実際に手を動かすことがメインだということがわかります。
持ち物にノートパソコンが必須になっているので、その部分はハードルになるのかもしれませんが、ネットブックなどで5万円も出せばExcelやWordが搭載されたものがあるので今後の勉強会やお仕事の投資という形で購入してみてもいいかもしれませんね。
勉強会を主宰する側とすれば、ハンズオンを行う場合にはパソコンが用意された会場があれば、参加にはパソコンが必要といったハードルも下がるかと思うので、大阪産業創造館 施設 パソコン実習室のように、もともと同じ環境のPCが用意されている会場を利用するの選択肢としてよいでしょう。

勉強会内で環境が異なるためにどうしてだろう?ということも発生していましたが、そういったトラブルも回避されるかと思います。
もっとも、環境が異なる不具合をいろいろ学ぶという点では、持ち込み環境を確認しながらのほうが学ぶところは大きいでしょう。

会場に到着すると、受付を済ませ着席。
主催者の新田さん曰く、前回は自己紹介を行っていたのですが、今回はハンズオン時間を少しでも長くするため自己紹介は割愛とのことでした。しかし、4人掛けにセッティングされた各テーブルに主催側の方が着席されており、参加者が会話しやすい形に持っていくよう対応されていたので、私のように前回参加していないし初めて参加なんだけど...という参加者にもやさしい勉強会でした。

私も、同じテーブルを囲んだ方々と名刺交換をさせていただくことができました。

勉強会の資料は、事前に参加者に配布されているので、予習をすることもできますし勉強会後の参考資料として再度見直すことも可能なのがありがたいです。
普段、ワードのマクロを利用していない場合は、マクロを記述したり記憶させたりする場合に使用する開発タブ(Office2007以降)がリボンに表示されていないので、勉強会開始時に使用しているワードのバージョン確認と開発タブの有無確認、ない場合は表示する方法の説明などに始まり、マクロの記述説明、マクロの構成について、実践...という流れで、マクロを一切使用したことがないんだけど!という人にもかなり優しい段取りでした。

資料はこちらでも公開されています:勉強会での配付資料|みんなのワードマクロ

ツボは業種によって異なる

さて、勉強会参加者の内訳ですが、ほぼ「特許翻訳者」という方たちとのことで、私の場合、何某かの報告書や提出書類を作成する際に、役に立ったら良いなぁ程度で参加したのですが、

  • 英文内の指定単語使用個所を容易に見つけ出す
  • 英文と日本語の比較を容易に行う

等、さまざまな翻訳に関する業務に役立てよう!というのが、お話させていただいた他の参加者の方からも伝わって来ました。
また、翻訳者の方とお話しする機会が普段ないために、翻訳者の方が欲する機能は何なのかということを知って、業種によって異なるなぁ...と思うことも多々ありました。翻訳業務に使用される「特定の単語を一括してマーカー付け」などのマクロでは、仕様書を読む際や技術文書を読む際にキーワードとなる言葉に使用するなど、業界が異なっても同じような目的で使用することもできるるなと思いながらお話を伺っていました。

主催者の新田さんが

参加者の仕事内容によってツボが違うので、反応を見るのも興味深かったです。

と、資料公開されているところに書かれていますが、本当にツボの違いを体感できるものでした。

たとえば、IT系勉強会だとZoomItは講師陣通常に使っていますがそうでなかったり。
マーカーを一括削除マクロが私の業務的には幸せでツボなことだったり。
ちょっと書き換えたマクロが仕様書を読む際に非常に便利になることだったり。

異なる業種の勉強会は、普段とは違う気づきを体験することができました。

今回は、懇親会には参加することができなかったのですが、もっといろいろなことを話させていただきたいなと感じました。

この勉強会は、大阪と名古屋で開催されているので、興味がある方はみんなのワードマクロをチェックされてはいかがでしょうか?