Vector Markup Language の脆弱性により、リモートでコードが実行される (925486) (MS06-055)

セキュリティ アドバイザリ (925568): Vector Markup Language の脆弱性により、リモートでコードが実行されるに対応する、
セキュリティ修正プログラムが緊急リリースされました。
定例外リリース:日本のセキュリティチームのblogでも、この件についての注意が書かれています。
    
アドバイザリ 925568 の回避策「Vgx.dll のアクセス制御リスト (ACL) をさらに制限的であるように変更する」を適用している場合は、 この更新プログラムが正しくインストールされない可能性があります。 その場合には、 セキュリティ情報の「VML のバッファ オーバーラン脆弱性」- CVE-2006-4868 の回避策を参照して元の状態に戻す必要があります。
ACLの設定のみ注意事項のように書かれていますが、VGX.DLL の登録を解除していた人*1も、VGX.DLLの再登録が必要になりますので、
regsvr32.exe "%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"
を必ず実行し、再登録を行っておきましょう。
セキュリティ修正プログラムの詳細: ■脆弱性の影響 : リモートでコードが実行される ■最大深刻度 : 緊急 ■含まれる過去のセキュリティ更新プログラム : なし ■影響を受けるソフトウェア:  ・Windows XP Service Pack 1(※ Internet Explorer 6 Service Pack 1 用のセキュリティ更新プログラムとして提供)  ・Windows XP Service Pack 2  ・Windows XP Professional x64 Edition  ・Windows Server 2003 および Windows Server 2003 Service Pack 1、Windows Server 2003 R2  ・Windows Server 2003 for Itanium-based Systems および Windows Server 2003 with SP1 for Itanium-based Systems  ・Windows Server 2003 x64 Edition ■影響を受けるコンポーネント :  ・Windows 2000 Service Pack 4 上の Internet Explorer 5.01 Service Pack 4  ・Windows 2000 Service Pack 4 上の Internet Explorer 6 Service Pack 1 ■MBSA の検出の概要  ・MBSA 1.2.1:検出不可  ・Enterprise Scanning Tool (EST):Windows 2000 SP4、Windows XP SP1・SP2、Windows Server 2003・SP1のみ検出可  ・MBSA 2.0 :検出可

*1:regsvr32.exe -u "%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll" 実行済