偽FlashPlayerがグーグル検索でトップ表示【独】:G DATA

よくあるパターンといえばそうなのですが、
    
Flash PlayerをGoogle検索するとマルウェアサイトに行くトラップがドイツで発見されたことを報告します。 現時点において日本語版Googleには出現していませんが、類似した動きがある可能性を考えて、ここに広く注意を呼びかけます。
Microsoftのセキュリティパッチや新しいダウンロード可能なアプリがリリースされる、アップデータがリリースされる...といったタイミングで、 今までもそういった悪意のあるサイトがあったのですが、Googleの広告だと、やはり目を引くんでしょうね。
インストールのボタンをクリックすると、ダウンロード開始の画面が表示され、 「flash10_setup.exe」という実行ファイルのダウンロードが行われるようになっています。 しかし実は、これは「Win32:Agent」系統のマルウェアなのです(*実際のアドビ社のファイル名は「install_flash_player.exe」です)。
悪意を持った行動をする人がファイル名なんか正式なものにあわせてしまうのは容易だと思うので、ファイル名で判別というのはどうかと思うのですが... 1. そのサイトが信頼できるものかどうか?をきちんと考える   →今回の場合だと広告で一番目に付く場所だったけど、ドメイン違うよね 2. ダウンロードして実行するファイルは実行前にきちんとウィルス対策ソフトでチェックする 3. (サイズ的にとか機密的にとか)可能であれば、http://www.virustotal.com/jp/などにも投げてみる ただまぁ、難しいのは、正式などメインかどうか?とかどう判別するんだよって話なんですけどね。 例えば、今回のFlashPlayerを正式に配布しているAdobe社のサイトの場合、 Netcraftで「サブドメイン」+「adobe.com」なサイトリストを見ると、89サイト。 ドメインの最初に「adobe」という言葉が含まれているサイトを探してみた場合だと74サイト。 さて、どれが正しいサイト?って言われると、判別つかない。 エンドユーザ的な対応としては、 0. ブラウザやOS、ウィルス対策ソフトは最新版にしておく というぐらいしか現実的な対応は難しいんじゃないかなぁってやっぱり思う。