なぜ、情報漏えいは止まらないか-個人情報保護法全面施行3ヵ月後を検証する-(SAFETY JAPAN 2005 特集)

4月1日〜6月30日までに発生した、1000人以上の主な個人情報漏えい・紛失事件が掲載されているが、見れば、あぁ、あったな、というものが多い。
Winy経由が記事に取り上げられると、その会社の方針はどうだったの?とか、モラルどうよとか、色々論じられることが多いけど、
使用していた人は、明らかに個人情報取り扱い規定がきちんと定められてるでしょというような大手企業の中の人だったりした。
大量に漏えいとして掲載されているものは、他に、盗難であったり、紛失であったりも際立つ。
先月の銀行の紛失/廃棄しました報告のうち、どれだけが本当なのかは、そこを信用するしかないというところなのかな。
本当に、漏れる(不正使用される)までは、気づかない場合が多いですもの。というか、まず、気づかんだろうな。

記事的には、漏れた、盗難された、紛失したよーっていう件に目を取られがちだけど、本来は、個人の情報をきちんと守ろうね。
不正使用した奴は罰則対象だよっていうことを頭の中において、企業としては、色々、対応(社員教育も含)を行っていくべきでしょうね。

    
(1)担当責任者を決め、解決までのアクションプランを策定しておく (2)事実を確認する (3)顧客や取引先に情報を公開する (4)被害拡大をくい止める (5)原因を究明する (6)再発防止策を実施する
まぁ、漏れちゃったもんは仕方ないので、せめて、(1)〜(6)を想定したマニュアルを作成して、有事に備えるというのも大事だなとか。