ITmedia News:ウイルススキャナ搭載のトロイの木馬「SpamThru」

特定のウィルスに感染しているものを駆除して、自分自身を送信しまくる...というのは昔からありましたが、ウイルススキャナ搭載ですか。
    
このトロイの木馬P2P技術を使って乗っ取ったコンピュータにコマンドを送り、独自のアンチウイルススキャナを備え、 商用ソフトに匹敵するレベルの複雑さと高度さを持っている。 (略) SpamThruは起動時に、作者のコマンドコントロールサーバからDLLをリクエストしてロードする。 それから、感染したシステムの隠しディレクトリにKaspersky AntiVirus for WinGate」の海賊版をダウンロードする。 ライセンスが無効あるいは期限切れという理由でKasperskyがプログラムの実行を阻止しないように、 SpamThruはKaspersky DLLのメモリ内ライセンス署名チェックにパッチを当てるとスチュアート氏は説明する。
トロイの木馬自身がウィルススキャンの機能を持つのではなく、海賊版の「Kaspersky」を導入することで、自身以外のウィルスを駆除... ということのようです。 今後も、いろいろな悪意のあるものが出回るとは思いますが、こういうものが出てくると...やらしいなぁ。