Office文章内の個人情報を削除しても、使用している画像のジオタグ(位置情報)は削除できないので注意したほうがいいという話
注:Office文書保存時の「問題のチェック」で行える個人情報削除でという話
これをなんでsecurityに分類したかというと、Twitterやblogにジオタグ(位置情報)付の写真を載せるのは自宅割れするから危険だよ!とか言う話は耳にタコができるくらい聞いているので、きっと注意している人は多いと思います。だけど、Office系の文章って何の気もなしに写真張り付けている人多いんですよね。
ちょっとしたホームパーティーの案内に家のテーブルに飾った花や食器達をWord文章に張り付けて、メールに添付して、Webに掲載して、○○パーティーのお誘いです!とかとか。もちろん、位置情報を記録した写真を載せる不注意とか言われると終わりなんだけど、直接写真をアップロードしてるわけじゃないから良いよね...になる人も多いと思うんです。
というのも、先日、知人から頂いたWordのファイルに使用されていた景色があまりにもきれいなので、その画像をパソコンの壁紙にしたいなぁと思って取り出してみたら撮影場所が...
確かに、Word文書から個人情報と思われる情報はすべて削除されていましたが、個人情報や隠し情報を削除する - Word - Office.comに書かれているような手順でいくらOffice文章内の個人情報を削除したところで、使用された画像のジオタグ(位置情報)まで消えるわけではないのです。
Office文章からの画像取り出し方法
- 写真を図として保存
- 拡張子をdocxやxlsxからzipに変える*1
- htm形式で保存
どの方法でもジオタグ(位置情報)付のjpgが使用されている場合は、きっちりジオタグ(位置情報)を保有したままで保存ができる。
Office文章内の画像のEXIF情報削除方法
このように、確かに保存する際に細心の注意を払うことでOffice文章内の画像のEXIF情報は削除可能ですが、図を圧縮することによって、自身で抱いていた印刷結果などとかなり表現が異なる場合も出てくるので、その部分は考慮すべきかな。
Webにダイレクトにアップロードする画像だけでなく、Office等、ほかのアプリケーションに使用する場合もジオタグ(位置情報)は削除しておきましょう。必要じゃないなら、撮影時に必ずオフにしておきましょう。
*1:Word 2007の.DOCXファイルから高解像度の画像データを取り出す − @ITにOffice2007の場合の取り出し方法が書かれていますが、Office2010でも同じ
*2:に図のファイル サイズを縮小する - Word - Office.com
*3:[http://yogi.blog.so-net.ne.jp/2012-01-11-1:title=[OFFICE]『図の圧縮』ツールでファイルサイズを縮小する。:yogi:So-net blog]