こころ豊かで安全な経営とは何か 第16回 データは「盗まれない」ではなく「壊されない」が重要[小山昇氏]/SAFETY JAPAN/日経BP社

実際に、ファイルが壊れてバックアップがない場合、業務や会社の存続に影響を与えかねない事象が発生する可能性があるという話。
    
社内のシステム管理者が「データをバックアップするハードディスクが必要です」と言う。 わたしが「それはいくらだ?」と聞くと「200万円です」。 当時はハードディスクも高価でした。わたしはまだITについても、また情報セキュリティーについても無知で、 とてもそんな投資はできないと思いました。ところが天罰てきめん、ほどなくして落雷があり、ハードディスクが壊れてしまったのです。
でも、盗まれるのも対応しないと駄目だと思うんですけどね。 記事内で7万人の個人情報と書かれていましたが、 ITmedia エンタープライズ:あと1年――個人情報保護法全面施行に向けた課題とは?の記事など色々なところで謳われている、 宇治市の個人情報漏洩に関して、一人 1万5千円の賠償額が提示されている。 ので、単純に計算すると、7万人×1.5万円=10億5千万円という話になってしまう。 まぁ、全員が全員裁判を起こして賠償金請求を行うわけではないのですが、企業イメージもかなりダウン。 となると...壊されないだけでなく、盗まれないということもあわせて考えるべきだと思うんですけどねぇ... いくら、バックアップを取っていても、その管理がザルなら、紛失する場合もあるわけで。