企業はいつまで取得したドメインに責任を持つべきか

ドリームキャスト:「持っていますか」“偽サイト”が開設 セガ、注意呼びかけ:まんたんウェブを見て思ったこと。
この件で「dreamcast.com」について、セガに電話で聞いてみた - GIGAZINEでは、実際に問合せまで行っておられるようですが、
    
Q1:  毎日新聞のニュースサイト「毎日jp」によると、  「同社は既にアドレスを所有しておらず」とありますが、なぜ以前はセガドメインであった  「dreamcast.com」というドメイン名をセガは放棄してしまったのでしょうか? セガ:  放棄の理由についてですが、放棄したというよりは「取得をしていない」ということです。  ドリームキャストのビジネスはハードウェアの製造も含めて終了いたしましたので、結果としてこのような形になっています。 Q2:  セガは再び「dreamcast.com」というドメイン名を取り戻す予定はあるのでしょうか? セガ:  ドメインの今後の対応につきましては、具体的な方向性も含めて、現在検討中です。
まぁ、Q1に関しては言い回し変えただけと言う気がしないでもないんですけど、Q2はなかなか簡単には行かないと思うので、今後の対応が気になりますね。 実際セガのサイトを見に行ってみましたが、
Q4:  現時点でセガのサイトのどこにも今回の件に関して注意勧告のお知らせなどは掲載されていないが、掲載予定はあるのか? セガ:  現在公式サイト上にお知らせなどは掲載していませんが、今後も特に掲載する予定はありません。
とある通り、アナウンスについては掲載されていないようです。 ・注意:ドリームキャスト10周年を祝ってuser.dreamcast.comのメールアドレスを発行 - Engadget 日本版こめんと(2008-03-10) 放棄ドメインによるフィッシング でも言及されているので、そこらへんも参考にどうぞ。 で、少し前のblogのエントリを見つけたのでいまさらながら掘り起こしてみる。 http://blog.itoy.jp/archives/20050815_2233.phpを見ると、かつての専用サイトドメインたちの話が書かれています。 とりあえず、aguse Gatewayで一度画面情報を取得してから...というのがいいのかなぁと思う。 ただ、aguse Gatewayの場合、表示するサイトがリダイレクトされてたら、リダイレクト先が画面として取得されちゃうんだけど 例えば、「http://marocha.jp/」を取得、表示URL欄には「http://marocha.jp/」が表示。 しかし、実際に表示されるのは「http://www.hajime-cha.jp/」なんだよなぁ。 ということで、鵜呑みと言うのはどのツールやサービスを使用するにしてもしないほうがいいのですが、しないよりマシという程度で。 使ってみてはいかがでしょうか? で、話を元に戻して、よほどのことがない限り*1ドメインは持ち続けたほうがいいんだと思うよ。 会社名変更の際とか、企業さんの旧ドメインがポルノサイトに変わっていた...という話も昔のエントリに書きましたが、 焦るのは現場ばかりで、偉い人にはわからんのですよ。ということが起こってるんじゃないかなぁとか思う。 企業さんの旧ドメインがポルノサイトに変わっていた際にあったマジなやり取りは、 ・掲示している本人を突き止めて、やめさせて ・掲示しているサイトを停止させて(話からして明らかに攻撃を行ってね風味) ・掲示しているサイトを検索で引っかからないようにさせて ...orz 下っ端はきっと、セガの中の人も辛いんだろうなぁ。

*1:もう、手放したんだから知らないよ!って言い切れるとか、倒産しましたごめんなさいと言う場合とか