「もっとスキルを」が引き起こす問題 − @IT自分戦略研究所

ITスキル(範囲広すぎな言い回しですが)が全てという人には読んでもらいたいかなと。
いや、ITスキルもそれは必要なんですけどね...
    
九つまで満ち足りていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、 人間はまずその不満を真っ先に口から出し、文句を言い続けるものなのだ。
という言葉を引用されておられ、もっともだなぁと... 実際に、開発の方たちが画面をユーザが希望した仕様通りに設計しレスポンスもそれなりに良い物を作成したとしても、 使用していく中で、こういった機能がやぱっり欲しかったなと思えば、それは最初は要望なんだけど、改善にかかるコストなどで、 受け入れられなかった場合、不満が先にたったり...というのは良くあることだと思います。 また、逆に、情報システム部門からしても、 ユーザが普段は別に問題を引き起こすことなくシステムを使用していたとしても、 改善要望が多い場合などは、ちょっとなぁ...とか思う場合もあるわけで、お互いに、悪い面を先に見てしまうと、全く幸せになれない。 (本当に劣悪なユーザ要求を満たしていない場合は、思い上がりでしかないわけですが)
自己中心的かつ他人との比較優位性ばかり考えるようになると、以下のようになります。 ・自分のことばかり考え、他人のことを思いやる余裕がなくなる ・他人のことを思いやるどころか揚げ足を取ったり、ひぼう中傷しようとしたりする ・他人との比較ばかり考えているので、自分の欠点や不足しているスキルや経験ばかりが気になる ・自分に不足しているスキルや経験を埋めることに躍起となり、  新しい要素技術や開発言語、開発手法が世に出るたびにすぐに学ばねばと恐怖心ばかりが募る
あー、4項目目は...まだまだダメダメなので必死なんですけど、恐怖心を募らせていてばかりいても仕方が無いので、 色々、学ぶんですけどね。 ただ、『オレ最高』、『オレのやり方最高』なことを言ってばかりいると、まず、人が離れます。 離れられると、ユーザさんとの対話の中で、本当に必要なことを聞き出せなかったり、するので、 インフラを生業とする限りは、ユーザさんの視点で物事をとらえて、説明できるスキルは身につけていきたいですね。 『オレ最高』な人も、そのスキルを身につけることのできた環境や、自分自身の姿勢に謙虚になってみると、 自分ひとりでその状況になったんじゃないってことがわかるんじゃないかなぁ...