ネットパトロールは「みどりのおばさん」か否かというお話の続き #パトロール #safewebkids
沢山のTwitterやはてぶコメントでのご意見ありがとうございます。
元記事はこちら「おかーちゃんの勝手にネットパトロール」は「インターネットの『みどりのおばさん』」だと思う #パトロール #safewebkids - 家庭内インフラ管理者の独り言(はなずきんの日記っぽいの)。
ベースになるスライドはこちちらおかーちゃんの勝手にネットパトロール
レス返せるタイミングがあった方には、何件かやり取りをさせていただき、お付き合いさせてしまいましたが、私にとって気付きを得ることができました。
是非はどうであれ、リアクションをいただけることはありがたいものです。
それなりに返信的なエントリーになるといいなとおもいます。
スマホやLINEの履歴を見る行為についてはスルーのご様子
id:klim0824 さんからのご意見。
そういや、触れてなかったですね。
スマホやLINEの履歴を見る行為についてはスルーのご様子/チェックするという宣言は一見対等でフェアな行為に見えるが、親子という上下関係がある以上、それは圧力と同じなのでは。親からの圧力が「キモイ」の原因では - klim0824 のコメント / はてなブックマーク
親子関係に上下関係があるかと言われると、友達ではないし確かに上下関係は存在すると思います。
ただ、上下関係という構造において、有無を言わせずいうこと聞かせるというのをイメージしているのであれば、それは我が家にとっては違うような気がしています。もっとも、それは、あくまで主観的だろと言われるとそうなんだけど。
で、上下関係の部分はお互いに相容れないイメージもあるだろうから、そこを突っ込んでも仕方がないので、スマホやLINEの履歴を見る行為について。
スライドを公開している id:ohesotori の23枚目のスライドには「いまはもうしてないよ」ってあるんだけど、我が家もLINEを使い出した当初は履歴見ました。
うちの息子さんがLINEのグループに入って早々、100以上の通知が夜中の12時過ぎから3時ぐらいまでありました。件数については多い少ないあるだろうけど、初めてのLINEグループ参加直後に深夜通知がんがん。
当時、中学1年生。
友達にLINEのQRコードを教える際に、たまにはやりとりを見るよと宣言してつながることを許可していたので、見ると内容はこんな感じ。
- スタ爆
- LINE翻訳をインバイトして退会させてインバイトさせての繰返し
- LINE翻訳を挟んでの会話
- ゲームアプリの招待コード送信祭り
スライド通り、内容が無いよう。
初めてのLINEグループで子供も不安なんですよね。
ニュースでは既読無視の話が流れていた時期で、既読無視くらいで死ぬわけねーじゃんとか大人にとったらそのレベルでも、中学1年生にとっては死活問題かもしれないんですから。
そこを保護者が一緒に立ち会うことで、不安感を払しょくさせることができるなら一緒に見るというのはありだと思ってます。
既に中学1年ではなく、LINEにも慣れた様子なので、今は、当初ほどチェックすることもなく、不安であれば子供から「かーちゃん、これってどういうことやと思う?」と聞いてくるときに一緒に見るぐらいかな。
それもこれも、一緒にLINEの履歴を見てこれはあーだこーだと会話をしていたからある流れなのかなーと思ってるんだけど、そんなのしなくてもそういう流れになったのか、それとも、不安な時にかーちゃんが相談されるというのは不要なのか。
そんなわけで、LINEの内容をチェックすることに対して本人の同意のもと見るのであるなら否定するつもりはないです。
Twitterで同意をえれない場合の考えを聞かれてたので、気になる人は探して読んでもらうといいと思う。
上下関係云々の話は絡めるとややこしくなりそうだったので、最初に触れた程度でお許しください。
子供には死ぬ権利がある
id:tail_yさんからのご意見。
「危険があるから」は万能だが詭弁。例えば子供は自転車で友達と冒険して、そこで低確率で交通事故で死ぬ「権利」がある。親にできるのは交通規則をしっかり言い聞かせること。また、LGBTならバレない権利がある。 - tail_y のコメント / はてなブックマーク
保護者としては、死ぬ権利を行使しましたとか言われない努力はしてるつもりだけど、人の死について当該スライドから話が発展すると思ってなかったかな。
LGBTについては、当事者でないので何とも言えないけど、LGBTな友人もいればそれに対してどうこういうつもりもないというか、どうこういうほうがおかしいと思うので、それはそうなのねとしか答えようがないです。
だって、それがその人ならそうなんだもの。人によって考え方も違うだろうし。
で、本題。
自転車の話で言うと、ひとりでに乗れるようになるものなのかな。
うちの場合、補助輪つけるところからスタートして親が付き添ったんだけど、そういうのなしで、交通規則教えたから、じゃぁ道路で実地でGO!というなら、ごめん、私は補助輪つけるところからスタートしたいかな。
たぶん、その補助輪をつけることが保護者の最初のお仕事なんだと思う。
もちろん、おっしゃる通りの交通規則を言い聞かせることは当然だと思いますよ。
観測は観測だけど、言葉としては『管理・制御・監視・盗聴』のほうが正しい。
id:haruharu1さんからのご意見。
観測は観測だけど、言葉としては『管理・制御・監視・盗聴』のほうが正しい。もちろんある程度管理下におくのは仕方ないが『危険・心配・自分が安心したい』を盾に必要以上にする観測は、支配欲求が丸見えでキモい - haruharu1 のコメント / はてなブックマーク
宣言して、相手が知っている段階で「盗聴」ではないかな。
『管理・制御・監視』はそうかもしれないね。
「ある程度管理下におくのは仕方ない」と書かれているのの『ある程度』の程度が知りたいところかなぁ。
「児童の権利に関する条約」全文を見ると、第5条に、
締約国は、児童がこの条約において認められる権利を行使するに当たり、父母若しくは場合により地方の慣習により定められている大家族若しくは共同体の構成員、法定保護者又は児童について法的に責任を有する他の者がその児童の発達しつつある能力に適合する方法で適当な指示及び指導を与える責任、権利及び義務を尊重する。
とあるので、『適合する方法で適当な指示及び指導』の範疇かなとも思うんだけどどうだろう?
やりすぎだ、とかいう意見をいっぱい見て、そういう考えもあるのかぁと思うけど、じゃぁ、どこまでならOKでどこからがアウトなのかをセットで書かれたものをいただいた意見の中で明言されているものを見つけれなかった。
子供の成長段階において、何歳までという年齢で区切るのってすごく難しいと思うんですよね。
モラルやデリカシーを身に着けるまでは、チェックするよ、実際にチェックする⇒これダメじゃね?というのは必要だと思うんだけど、その身に着けるまですらやりすぎというなら、どの程度のことを身に着けるまでに親はサポートすればよいんでしょう?
支配欲求の話は、最初のほうにあげた上下関係と同じような話だと思うので割愛。
普通の世の中の親子間だと思ってる。
まぁ、その普通が人によって違うので、何とも言えないけどね。
ネットがなくても、子供の部屋漁ってそう。
id:kokuranranさんからのご意見。
ネットがなくても、子供の部屋漁ってそう。人のプライバシーを覗くのは楽しいですよね。自分の子供なら心配だからっていいいわけできるし。 - kokuranran のコメント / はてなブックマーク
おう、想像って恐ろしい。
子供の部屋の掃除は漁るになるのかな。
「プリントだしやー」「部屋のどっか」「どこやねん!」と一緒に探すは漁る?
そういう意味なら漁ってるのかもしれない。
パスワードの共有ダメそれアブナイ
Twitterで多く見かけたのはコレなのであえて誰それの発言を抜き出さずに書く。
パスワードの共有がダメなことは、企業内の管理者というお仕事をやったりしているので重々承知。
ただね、企業の場合だと、パスワードってAD側でポリシー決めてより(人にとって)複雑な文字列しか受け付けないことできるけど、AndroidやiOSにその機能ないよね。
我が家の場合は、iPodTouchを購入して自前端末を管理させる練習がてらだったので、パスワードを決めるところも親子で一緒にやりました。
その過程はインターネット協会の手記に書いたので、よろしければどうぞ。
「初めての利用規約」
で、そのパスワードなんだけど、やっぱ最初はチェックしないとそれこそ子供好き放題辞書に載ってるものとか、好きなアイドルグループの名前とかにしちゃうよ。
数回、パスワード変更とか新規作成に付き合って、ようやく、これで一人でパスワードを決めさせても問題ないかなと思うまでは付き合ったほうがいいって。
と、私は思う。
今は、子供のパスワードは知らないよ。
「聞いといてーや」と言われても、「そんなん、己で覚えるべし」と答えてるよ。
PCのは自分で変更できるようにしてるけど、そもそも、家庭内ネットワークの管理はすべてかーちゃんなので、かーちゃんを困らせることがないように&てけとーなパスワード管理で友達に迷惑をかけないようにというお達しはしている感じ。
親子間のLINE共有について
そうそう、あと、これは「そんなわけねーだろ」と言われるのかもしれないんだけど、従妹やご近所・PTAなど私の観測範囲内で、親子間共有しているところがそこそこあった。
何パーセントだよとか聞かれると、割合まで出していないけど。
中学生の間はスマホを買い与えないというかーちゃんもそこそこいるんだわ。
で、そういう子たちは、かーちゃんのスマホにLINEを入れてもらって友達とやりとりするのね。
なので、かーちゃんスマホにロックかけれない。
もしくは、かーちゃんのスマホのパスコードを子供に教えてるという家もあったかな。
LINEの設定で、LINEを起動しなくても通知で内容読めてしまうし、なんて書いてるか教えてという子供もいる。
送ってくる子たちも、かーちゃんのスマホを利用しているというのは前提条件として伝え済だったりするのも忘れちゃダメかな。
じゃぁLINEを自分のAndroidやiOS端末を持つまで我慢させるのが親だろと言われても、結構、ここらへんは判断が分かれるかなと思う。
部活の連絡がLINE経由でしか来ない場合もあるので。
そんなのおかしいよ。とか言いたくても、なかなか言えない現状も世の中にはあるんだよと思うんだけど、それおかしいという人はぜひ、エントリーをあげて熱く世の中について語ってください。
意見への答えじゃないけど、そもそも、「みどりのおばさん」知らない人が多かった
「みどりのおばさん」知らないって人がいると教えてもらってTwitter見たら、知らないという人が多かったので、思わずRTしてマジか!って書いたらブロックされちゃったのはおいておいて、知らない人が多かった。
学童擁護員 - Wikipediaに「みどりのおばさん」についての言及があった。
小学校の通学路上に立ち、児童の通学における安全確保に当たる職員のことである。
児童の校外での様子にも、さりげなく気を配っている。
まぁ、ネットパトロールしてうるのはおかーちゃんなので職員とかそんなんちゃうけどな。でも、似たようなことやと思うんよね。
東京都の例と同じように存続について議論されたり、廃止されたりする例が相次いでいる。
そのうちの一部には、交通安全の啓発活動などを行なうボランティア団体「交通安全母の会」の母体となったものもある。
Wikipedia見ると予算削減目的で廃れていったようなことを書かれていた。
うちの子供の学区でも「みどりのおばさん」という呼称の人は存在せず、PTA地区委員が持ち回りで信号当番をやったり、地域パトロールをしている感じ。
Twitterで私が書いてたのは人様へのメンション付きなのでそのまま転載すると。
私の記憶の中にあるみどりのおばさんは、学校の行き帰りの時間帯に信号に立っていて、渡る側が青になると車道に出て、小学生たちが道路を渡るまで旗を持って車道に立っていました。ちゃけた子供がいたら、安全のために注意をしたりしていました。
ちゃけた子供を注意してたよなぁ。
傘振り回してることか、車道をあえて歩く子とか。
みんな「みどりのおばさん」の顔を覚えているので、街中で見ても襟を正す感じ。
そんなこんなで回答になってないのかもしれないけど、Twitterにメンション送ってくれたら喜んで返信するとおもいます。
意見とか考え方とか違うからこそ、ネットサービスでも、親子とか友達とかリアルでもお互いの考え方をどう伝えるのかを考えるし、それを繰り返していくことで、自分と違う意見をたくさん知ることができるし、より良い方向へ自分自身も変わっていけるかもしれないので。
我が家の息子さんとも、だいたいそんな感じで日々会話しております。
色々なネットと子供の話については昨年のクリスマスにアドベントカレンダーをやってみたので、こちらも併せてご覧いただくとよいかと思います。
2014 Advent Calender一覧 - 子供とネットを考える会
ちなみに
息子さんにTwitterとかぶこめとか見せたら、「どっちの立場も、いろいろ大変だなぁ」と申しておりました。