大学を選ぶということ

「セキュリティエンジニアになるには?」 「知恵袋」で高2が質問、業界トップから回答続々 - ITmedia ニュースの記事は、Yahoo!知恵袋へのコメントを纏めたもので、あぁ、すごい高校生がいるもんだ+回答者SUGEEEEという話なんだけど...当該のYahoo!知恵袋にはいろいろ学べることがある内容が書かれている。

既に親となって、高校生になる子供を抱える身としてはとても役立つ話だ。
さらに踏み込んだ話は、哲太郎さんが書かれているのでこちらもあわせて一読してほしい。

日本の大学で情報セキュリティを学ぶには - Tetsu=TaLowの雑記(はてブロ版)

が、よくよく自分のことを振り返ってみると、「本当にそんな意識をもって大学を選択したのか?」と問われると即座に否としか答えることができない。

理系を選択した理由

国語と社会がニガテだったから。

5歳年上の兄がいるんですけどね、そりゃぁ、妹の目から見てもできる兄なんですよ。
理系は黙って地理を選択と言われて、興味も覚える気もないのに地理を選択したら、そりゃ点数取れないって。
故に、点数が伸びない。
国公立を受験するにはセンター試験で総合的にそれ相応の点数が必要なんだけど、レーダーチャートで表わしたら歪な星が描ける程度に凹凸が激しいんだからソッチの方向には進めない。

じゃぁ、理系だ理系、私立で理系だったら英数理だよ。

まぁ、そんな感じですよ。

電子機械工学科を選択した理由

受験した大学にその学科があったから。
大学を選択した理由は、成績から確実に受かることができるだろうという理由だけ。

確かに、経営工学科や電子物性工学科など他の学科もあったけど、何がしたいのか?と考えたら、機械すきだよなー機械。
その程度です。

材料工学研究室を選択した理由

水野教授感謝の集い 電水会35周年記念式典 祝宴会|ゆうでんかい(大阪電気通信大学友電会)
恩師です。
毎年、呑み会などのお誘いを頂けるのに感謝しています。*1

3回生まで来て、ようやくいろいろなことを学んで、何がしたいのかなを考えた。

機械を作るにも材料を検討しなければいけない

ということを思って、選択したんですよ。
でもね、研究室に所属するには面談が必要で、卒研の結果として何がしたいかを改めて考えた。

恩 師:この研究室で何がしたいんや
わたし:風呂場に基地が作りたいんです!
恩 師:え。
わたし:形状記憶合金を仕組んだロケットパンチを装着したロボットで風呂場に基地を作るんですよ!
恩 師:え?
わたし:風呂場で温まるとロケットパンチが飛び出すんです
恩 師:風呂場の温度は常に一定ではないし、いつ飛び出すかわからないものは危険で商品化できないのではないか
わたし:あ。

まぁ、そんなやりとりを通して、小規模施設で作る形状記憶合金に関する研究をしたいという話に纏まって『Ni-Ti合金に関する研究』が卒論テーマになったんですけどね。
よく、あほな話をまともに切り返してくれたなぁと。
他大学のアーク溶解炉使えるように教授がとり図ってくれたり、感謝ばっかりです。

お仕事の話

材料というか金属の勉強して、錠前メーカーに勤めて、メッキ工場の立ち上げとか関われたんですけどね。
気が付けば、前の会社、今の会社と渡り歩き、お仕事はIT系のお仕事に。

何が言いたいかというと

大学はいるときに目的を持つのも大事だけど、全員が全員そうじゃないし、そりゃ、目的があったほうがいいに決まってるけど、ざっくりしかない人間もいるわけで、目標がないという人もいるのではないだろうか。

そんな時には、ぜひ、多くのことにまずは興味を持ってほしい。
いろいろな世界を知ることはいいことだ。
知ることで選択肢は広がるし、そこに行くための道を考えることができる。

数年後に、我が子が大学受験の時に、幅広い選択肢の中からぼんやりとでも方向を定めることができるように。
おかーちゃんとしてはいろいろな世界を見てほしいなと思う。

*1:なかなか参加できなくてスミマセン