Office カスタマイズ ツールを使用して複数台インストールする際に楽をしよう

ネットワークにつながってない環境の場所などで複数端末にインストールとか中小企業の工場とかだとすごく多かったりします。
いちいち、インストール時に会社名入れる?打ち間違えない?等々ある場合、せっかくなら「Office カスタマイズ ツール」を使用しませんか?
せっかく購入したボリュームライセンス。活用しましょう。

ユーティリティ スポットライト: Office カスタマイズ ツールを使用して Office 2010 を構成するには以下のように記述されています。

OCT は Office 2010 に同梱されていますが、Office Professional Plus、Office Enterprise などの、ボリューム ライセンス版にのみ同梱されているツールです。製品版には付属していません。お手持ちの Office 2010 で OCT を使用できるかどうかは、インストール ディスクまたはソース フォルダーを確認することで簡単に確認できます。Admin という名前のフォルダーがあればボリューム ライセンス版なので、OCT のセットアップを開始できます。

ボリューム ライセンス版のOffice 2010インストールディスク内にある、Setup.exeをコマンドプロンプトから「/?」のオプションつきで開いてみて下さい。
セットアップ コントローラーのコマンドラインヘルプが表示されます。

Office カスタマイズ ツールを起動する

OCT はセットアップ プログラムの一部になっており、ほとんどのカスタマイズに対する推奨ツールです。OCT を実行するには、コマンド ラインで、Office 2010 ソース ファイルを含むネットワーク インストール ポイントのルートから、「setup.exe /admin」と入力します。

「セットアップ コントローラーのコマンドラインヘルプ」にもあるように、「setup.exe /admin」でOffice カスタマイズ ツールを簡単に起動できます。

Office カスタマイズ ツールで必要箇所を設定する

設定可能項目はいろいろありますが、よく使う項目としては

  • 既定の組織名
    • 会社名の入力間違いとか洒落にならないし
  • 使用許諾契約とユーザー インターフェイス
    • 所定の設定で全て済ませる場合は、セットアップを対話なしで実行してミスを減らすことが可能です
  • ユーザー設定の変更
    • 複数のユーザアカウントでログオンして使用する場合、初回起動時の度に”Microsoft Office 2010 へようこそ”を表示させない場合にはコレが便利です


Microsoft Office 2010 へようこそ”画面

Microsoft Office 2010 へようこそ”画面を表示しない場合の設定可所
※ 「初回起動時に選択ウィザードを表示しない」を「有効」にします。

Office カスタマイズ ツールで設定した内容を保存して使用する

Office カスタマイズ ツールのメニューバーの[ファイル(F)]から設定項目を保存することが可能です。
また、保存した設定を利用してインストールを行う場合は、「セットアップ コントローラーのコマンドラインヘルプ」にもあるように、「setup.exe /adminfile [設定した管理ファイル]」をコマンドラインから起動することで、使用することができます。