もう一度、ソーシャルゲームの課金を考える

追記:
「子供を守るのは親の務め。学校やゲーム提供会社任せにせずに、親が自分達で子供を守るためのきっかけになればと思います。」

と書いたほうがいいんじゃないと言ってもらったのでせっかくなので追記(ぉ
実際、自分たちが自分たちの親の世代に守られてきたように、私たちも子供を守る世の中にしたいですよね。

Greeの15歳以下のユーザー月間5,000円規制はザルだと思う。 - インフラ管理者の独り言(はなずきん@酒好テム管理者)と書いていたら、MobageとGREE、青少年ユーザーの課金上限額を制限へ - ITmedia ニュースなんて記事がGW前にリリースされて、プリペイド式課金も対象となったことで、ソーシャルゲームメーカーさんも頑張ってくれてるんだなぁと素直に対応を感謝しています。

4/23にはこの課金上限規制話があり、4/24にはアメーバピグの15歳以下ゲーム内規制等が始まったり、子供締め出してばっかじゃん。子供って損だよね、サブアカウント設定しようぜ、抜け道こうだよ等々を見る機会がさらに増えてしまった。もちろん、意図してそういう検索をしているので、普通、そんな検索をしまくったりしないだろうから、そんなこともないんじゃない?という感じではあるのかもしれないが。

で、本題。

そのアカウントでコインの購入制限はあっても抜け道はいろいろ

先に挙げたとおり以下の抜け道が検索で見つかる場合が多いです

  1. 複数アカウント取得(複数アカウント規約違反の可能性も)により、ゲーム内プレゼント機能やトレード機能を利用し既存アカウントへコイン購入物を渡す
  2. 思い切ってあきらめて、別アカウントを年齢を変えて取得する(虚偽事項登録が規約違反の可能性も)
  3. コインを購入するのではなく、コインプレゼント機能を利用することでコイン入手→情報垂れ流し加速

心配しているのは、3個目の方法。
1個目の方法も2個目の方法も、明らかに運営会社欺く気満々の行為なので、何があってもそれはもう自己責任じゃね?という気がしないでもないし、そこまで運営会社注意しろよ!ってのは無茶だと思います。
親なんだから、子供にちゃんと何がダメで何故ダメなのかを説明しろよって思います。

何故、3個目の方法を危惧するのかを述べていきます。

あれ?でも、コインの入手制限あるんだよね?

いえ、あるのは購入の制限だけで入手の制限は今のところありません。

Greeの場合:重要なお知らせ

4月より順次、キャリア決済(au, docomo, SoftBank)と、クレジットカードによる決済でのご利用制限の追加を実施しておりましたが、4月26日より下記決済サービスを通じて、月毎に購入できる「GREE」で利用可能な仮想通貨「コイン」の総額に上限を設定します。

ハイ、実施されるのは購入できるであって、入手できる制限ではありません。

DeNA(Mobage)の場合:DeNA、「Mobage」における青少年ユーザの月額課金制限を追加導入 - [DeNA] 株式会社ディー・エヌ・エー

通信キャリア決済を含むクレジットカード、電子マネー等の全ての決済方法において、「Mobage」上の有料コンテンツを利用するためのゲーム内専用通貨(モバコイン他)の購入金額に、下記の制限を2012年6月をめどに導入する予定です。

こちらも購入制限であって、入手できる制限ではありません。

購入できないのにどうやってコインを入手するの?

そこで、最初に話をした3個目の方法「コインプレゼント機能を利用することでコイン入手」が考えられます。
運営会社を欺いてまでは・・・という子が苦肉の策で思いつく方法なんじゃないだろうか?
知人の子供が、ゲーム内通貨が増やせるから○○の会員になりたいと親に話していたこともあるそうです。
実際に、交流したソーシャルゲームユーザも、ゲームクリアするために課金はしたくないけど、会員登録したらコインもらえるから無料会員登録した、紹介するとコインもらえるから家族全員を会員登録した等々いう大人もいるくらいです。

手段1:ソーシャルゲーム提供会社以外の会員登録を行う

http://payment.gree.jp/?course=coin
コインをためるには?という部分を見ると、無料登録でコインプレゼントもあるよ!と書かれています。

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ゲームや着うたなど、300サイト以上!
好きなサイトに登録するとコインプレゼント
無料登録でコインプレゼントもあるよ!

実際に、携帯電話からサイトを見てみると
http://payment.gree.jp/?course=coin
なんて感じに、お得な情報が掲載されているじゃないですか!って、敢えて有料部分を画像キャプチャしていますが、「初月無料」という言葉から登録して、解除忘れで継続課金等ありえないとは言い切れません。
いくらソーシャルゲーム会社がコイン購入課金規制をしていても、ほかのところで課金してコインを入手していたら・・・やっぱ、その部分はザルかなぁと思う。ココの兼ね合いはやっぱり親の教育に頼る部分とか子供の自制心に頼る部分になるのかな。

手段2:友達のメールアドレスはコインに変える

新しく知った携帯電話のメールアドレスは貴重なコインの元です。
http://yahoo-mbga.jp/friendaff/campaign
http://payment.gree.jp/?course=coin
MobageGreeも友達一人紹介して友達が入会するたびに1500コインという1500円相当のコインを入手することが可能です。

友達のメールアドレスを登録しまくって友達の信頼をなくしてしまいはしないだろうか?
Yahoo知恵袋にも以下のような書き込みが見受けられます。

これも、友達の同意もなく、むやみに行うと信頼がどのように損なわれていくか?等子供に説明することが大事だと思います。

結局、これはもう課金の話はないんだけど、最後は子供の自制心をどのように育てるか?ということが大事なんだと思います。