宿題はタブレットで出題と言う日常 #safewebkids #AdventCalendar2020
この投稿は遅くなりましたが、子供とネットを考える Advent Calendar 2020 - Adventar の1日目の投稿です。
今回のテーマは「子供とネットを考える」という、子供とネットを考える会がそもそも立ちあげるきっかけともなった「考えること」の大切さを改めて振返ってみようということから幅広く書くことのできそうなものということで設定してみました。
1日目の今日は、GIGAスクール構想の一環や、コロナ禍において子供たちの家庭学習環境を提供するという目的で前倒し前倒しでタブレットやノートPCなどを支給されている子供たちの日常を少し保護者視点で考えてみようと思います。
- タブレット支給前の家庭環境調査アンケートと約束について
- タブレット支給日に家庭であったあれこれについて
- タブレットを学校で子供たちがどのように利用してるかについて
- 宿題はタブレットで出題と言う日常について
- 保護者が求められることについて
タブレット支給前の家庭環境調査アンケートと約束について
多くの学校で行われているアンケートですが、基本的にはネットワーク環境の有無と端末の有無の2点に絞って調査されていることが多いようです。
設問内容も、「ネットワーク環境の有無」と書かずにより平坦な誰でも理解できるような記述を考えているんだなと垣間見えるものが多かったです。
などでしょうか。
行為ができる=ネットワーク環境がある となるようなものであるところに努力を感じました。
端末の有無については割愛して、タブレットを支給されたあとの約束のポイントは利用方法や時間についてが大半でした。
- ランドセルの下敷きにしない
- シールを貼ったり、名前を書いたりしない
- 家のコンピュータにつながない
- 壁紙などの設定を変更しない
- アイコンの場所を変えない
- ゲームなどを勝手に追加しない(MDMで設定そもそも無理)
- 22時以降は使用しない(i-Filterで制御済)
「ランドセルの下敷きにしない」が小学生らしくてほのぼのしました。
タブレット支給日に家庭であったあれこれについて
タブレット支給日に保護者に出された課題は2つ
- 充電してください
- 家庭でWi-Fi利用可能な場合は設定してください
保護者としても興味津々なので、思わず、いろいろなアプリのアイコンをタップしてしまいましたが、Office365のアカウント設定がされていなくてアカウント設定表示がされてドキドキしながら見なかったことにしましたが、ついつい先に画面を進めてしまうと、今後Office利用時に表示が違う!と混乱しそうじゃないかなぁとふと思いました。
我が子の小学校で支給されたiPadはセルラーモデルでWi-Fi環境がある我が家では、利用しなくて大丈夫なので良いのですが、Wi-Fi環境がないご家庭の場合、市町村が契約しているパケット以上を利用させてしまったらどうしたらいい?という不安感を感じる保護者もいるかもしれないなと思いました。
タブレットを学校で子供たちがどのように利用してるかについて
小学校ではWi-Fi環境が整備されていると思っていたら、予算の関係でまったくWi-Fi環境が整備されていないため、むしろセルラーモデルでないと小学校で色々利用できない!という状況とのこと。
次年度、予算確保出来次第の環境整備に期待と言ったところでしょうか。
で、実際の利用方法というと、
- iPadで写真・動画を撮る練習
- タブレットドリルでの自由時間学習
- Lego Mindstormsでプログラミング学習
- ロイロノートで資料作成
といったようなことを行っているとのこと。
実際に、カメラロールを見てみると、自撮りしているものや友達を撮影したものなど様々な写真や動画が入っていました。
20分休みなど長休み時間の際には、先生に申請して自由にタブレットを操作できるとのことで、休み時間にタブレットドリルやプログラミングなどを行っている児童もいるとのことで、積極的に子供たちが利用できる環境を学校でも提供していることを垣間見ることができました。
宿題はタブレットで出題と言う日常について
さて、タブレットが支給されて変わったことと言えば、今までであれば紙のドリルやプリント学習と言ったものに加えて、タブレットを用いた宿題が提出されるようになったことでしょうか。
上述の子供たちが学校で行っているタブレット利用と同じものが宿題として提出されることもあれば、変わったところでは「本読みをiPadで撮影して動画を提出する」というものがありました。
勿論、毎日の本読み学習では保護者が本読みを聞いて、その出来不出来を採点・サインして提出は今までと変わらずあるのですが、本読み風景を撮影するということで、人に見られるということに意識を持った音読を心がけるようになったのではと感じます。
宿題を行う際に、操作に行き詰った際に質問されることもあり、保護者もまた宿題に積極的に関心をもたないとしんどいかもしれないとも感じます。
保護者が求められることについて
タブレットが支給されてから今に至るまで、保護者として学校に質問したことも、子供の質問に答えたこともありましたが、より客観的に質問をするという姿勢は大事だなぁと感じます。
MDMを利用してアプリ配布をされる際に、正常にアプリ配布が完了しなかったため、操作手順を連絡帳に手書きで明示し、どの部分で誤っているのか、また不足している行動は何かを質問したのが1回。
宿題を先生がタブレットにプッシュすると言っていたが、プッシュされていなかったため、画面のスクショを取って子供にカメラロール内のスクショを提示して「宿題を忘れたんじゃない、宿題がプッシュされなかったんだ」と言うことを伝えさせたのが1回。
ロイロノートの保存先を誤って、社会の部分に資料作成しないといけなかったのに国語の部分に資料作成してしまって、一からやり直さないといけないかも!と凹む我が子のサポートをして作成した資料を移動したのが1回。
たぶん、これからも子供が宿題をタブレットで行うこともあるでしょうし、その都度都度でトラブルにあうこともありそうなので、保護者としては、端末操作にトラブってタブレット学習死ぬほどいや!と子供が思わないようにサポートをしていきたいなと思う感じです。
子供とネットというよりは、寧ろ、子供とタブレットなのですが、ネットワークありきのタブレット学習なので、今回、つらつらと書いてみた次第です。
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子供とネットを考える Advent Calendar 2020 - Adventar
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