北河内PTA協議会主催 陰山英男先生講演会に参加してきた
例のごとく垂れ流し。
『百ます計算』の陰山先生が来る:新・枚方市PTA協議会なイベントがあると聞いたので、知人経由で参加者リストに名前を入れてもらった。
陰山先生は、メモった話見返す人いないでしょ?と仰ってたんですが、基本的に見直す派です。
紙ベースはあとであれどうだったっけという時にささっと探せないので、はてなに書いておくと、検索も時系列もわかりやすくと個人的にはベスト。
内容は、いろいろ聞きながらメモったものなので、誤りなどがあるかもしれませんが、だいたいそんな感じということで。
子供の勉強にしても、リテラシ教育にしても、きっちり向き合うことが大事。
距離感もね。という感じなのかなというのが感想。
大阪市の桜宮の問題
府では大きなことは起きていないので安心してもらえる状態になった
大阪府教育委員会では中学校を対策していこうとしている
府立高校は私学と比較しても遜色ない
体罰やいじめは中学で起きていることが多い
中学校を改善すれば日本が変わるのではないか
部活動は中学校指導で大きな部分を占めている
子供の土台となる生活習慣と学習習慣について
学習時間 学年×10分と昔は言っていた → 子供の勉強時間は基礎能力で異なる
100ます計算 トップの子は1分 遅い子は4分(指導しても)
学年×10分は子供による
集中が大事
成績を上げるために集中するのではなく集中するにはどうしたらいいか?
集中していないものは勉強ではない
何ページを何分でやるかが大事
どれだけの時間でどれだけの量ができるか 二つの数値で考える必要がある
子供の脳が動きやすい形 早寝早起き朝ごはん
脳のトレーニング 百ます計算
集中と緊張は似ているがちがう
重要なのは集中 緊張じゃない
何が何でも勉強しないとといういやいやは集中していない緊張しているだけ
集中させるために大事なのはリラックス
安心して勉強できる環境
両親仲良く 子供が勉強したいと自然に思う環境を
教育の常識ってすべて正解?
教育の常識の話10個くらい
・東大は高額所得者の子供でないとだめ
・日本は考える力が弱い
・息の長い取り組み
・受験勉強には睡眠を短く
・コツコツ努力...etc
→陰山先生の考えでは0個
東京大学は今は家庭が貧しい子が一番入りやすい
年収400万円以下の子供は授業料無料→関東ではいきわたった情報 ドラゴン桜
参考:Q. 東京大学では、「世帯の年収がおよ そ400万円以下の学生に対して、 授業料免除を行っている」というこ とを聞きましたが、本当でしょうか?
東大の入学生の20%は400万以下
今の学校は独立採算性
何故、東大は授業料無料にするのか? 地頭が高い子が欲しい
東大の大学院はぼけた院生はいらない 他大学のトップの生徒を引き抜いて大学院に奪っている
大学院の仁義なき戦い!
科学・数学・読解力→だんだん下がっている
第一回目の学力テストは何も対策をしていない
日本が今までやっていたことは間違えていない
2000年は大事
19xx 分数ができない大学生という本が発刊された
2010年一つの都市でぶっちぎり 上海
上海は30年前の日本の教科書にそっくり 漏らすことなく基礎に必要なことが入っている
アメリカの教科書は分厚くてもおつりの計算を間違える人もいる
伸びない子供はやり方を間違えている
一生懸命やって伸びないのは努力が足りないのではなく、やり方が間違えている
日本の親に「どうしてうちの子は一所懸命やってるのに成績が伸びないの!努力が足りないからよ!」というのが多い
コレでは子供は伸びない。
やりかたを間違えているならかえればいい
コツコツが大事でも結果が出ないなら意味がない
重要なのは要領と効率
遅れる子のためにゆっくり丁寧にするとよそのこどうするの
集中が大事
スピードが大事
出来ない子あせってかわいそう→×
できないことを頑張る脳の働きが大事
君は君らしくいていい→あほはあほのままでいい ダメじゃん
授業改善で子供の成績が伸びるなら公文式は存在しない
ものすごい授業研究やった人が教えてるわけじゃない
教材と宿題が大事
宿題が少ない先生はクレームを入れるべき
大阪の先生は宿題をいっぱい出している→いい先生
睡眠の話
不登校の子供が増えた、ソフトボール投げの記録が下がった 同じ時期
→中学校の窓ガラスがいっぱい割れた時代 昭和56年
日本社会の夜型化が進んでいった
広島県の学力テストと睡眠時間の関連図
小学校5年生の睡眠時間4時間とか(ry
睡眠 7-9時間が適度 それ以上とるとまたテストの点数が下がる
広島県全域2万五千人のデータでくっきりわかった
晩の11時以降勉強して東大に行った子は少ない
睡眠をしっかりとるので情緒も安定している
陰山先生の子供が主席になりました
眠るは本当に大事
東大で手も幸せになれるかわからないけど眠る人は幸せ
何時に寝るかいい? 8-9時に寝る子がいい 10時過ぎたら未来は暗い 子供に伝えるべき
子供はしっかり叱られたい 遅く寝る子にはきっちり話をする
データを示して伝えることが大事
知能指数は生活習慣の影響を受けるので生まれつきのモノではない
隣近所でも生活習慣は違う
12時以降まで起きてると知能指数は94以下
早寝早起きとホルモンの関係
成長ホルモン 夜10時〜12時で収束
メラトニン 夜10時〜3時
→きっちり寝るとダイエットにもいいよ
『からだがよろこぶ生活習慣』
参考:ショップ.学研 からだがよろこぶ生活習慣(全5巻セット)
東京は世界最悪の眠り
北京上海は19時ごろにはみんな帰ってきている
経済成長次期の日本も同じぐらいに父親が帰ってきていた
正しく食べる
一家の食事の摂取素材品数と成績の相関、かけっこの相関
1989年のデータで説明
教師の言うことを聞かなくてもデータなら信じる
中学校給食は生命線
朝食 毎日食べないと知能指数が落ちる
一番効果があるのは朝ごはんをしっかり食べる→学力と知能指数の伸び
山口小学校(朝来町)の話
しっかり食べしっかり寝る→子供が元気
テレビは1時間程度がいい
2時間以上見ることによって成績が落ちる
算数は勉強しないと弱くなる
宿題の時間とテレビの時間
日本は勉強時間が世界で一番短く世界で一番テレビを見ている
→ 教育が悪いのは学校?家庭のしつけ?
堂々と勉強しろと言ってほしい
テレビを見ると夜更かしになりメラトニンの分泌が減る
あれる子供はテレビの見すぎ
読書週間を創る
読書をすると国語の成績が上がるだけでなく算数の成績も伸びる
100ます計算で社会の成績が上がる
和光小学校では漢字学習をとことん行った → 校内漢字検定やって誰でも80点以上とれるようになったら算数の成績も上がった
脳の活性化が学力向上を生む
それぞれのためにそれぞれの強化学習をするとトレーニングが薄まる
漢字と計算に集中させるといい
特化することで脳のトレーニングになる→知能指数が高まる
家庭の環境を
参考:子どもが賢く育つ家|クレスカーサ|セキスイハイム
勉強が楽しくなるカウンターデスク
・ダイニングにカウンターデスクを設置
小学校低学年までは子供と一緒にいる時間を長く
横長机で開放感を
小学校低学年で自ら学ぶのは無理
ダイニングテーブルだと親が前から教える
詰まった時に、前で教えて怒ると子供が親の顔色ばかりを見て緊張するようになる
窓際は心地いい
・子供の様子を斜め後ろから見守る
こまってる気配を感じたら声をかける
監視するから助けている環境へ
位置関係によって変わる
コミュニケーション能力
広くてきれいな玄関
友達が多い家の子の玄関は開放感がある
玄関がこざっぱりしていると玄関で話する→人との付き合いを子供が学ぶ
おもてなしの心が子供のコミュニケーション能力を高める
玄関に収納を設置することで内外を意識し生活に区切りを
現在における人のつながりと家族
国民生活白書(内閣府)
1973年代は一番大事なのは職場 家族は18%だけ
2003年 家族は45%で家族が一番大事
家族関係が希薄ではなく、今は家族関係が濃密すぎる
家族関係が壊れた後に残るものは?
昔は近所づきあいや親せき付合いがあった
今はそれがないので、家族関係が破たんした場合に逃げ道がない
盆正月は親せきと関わる、地域社会の関わりを大事に
岸和田は若者が出ていかない、高齢化率が上がらない→だんじり
どっちがいい子か?
・要領よくさっさとこなす
・要領悪いがコツコツ努力
努力する子は追い込まれる
要領悪い子は就職先は?世の中出たら努力するのが当たり前
学校にいる間は努力が大事、社会に出たら結果が大事
要領よくは日本社会で否定的にとられがちなのがダメ
最近学校の先生が帰りを遅い→早く帰れる努力をすべき
子供にアレしてコレして・・・できるわけがない
時間内にどれだのことができるのか?という転換
子供の学習意欲に影響を与える
100ます計算1千万部売れました
→他のメーカーは教科書や指導要領によって作られている
100ます計算は子供にとって足りないことを補うように作っている
1,2,3は要領よくできても4,5は難しい これができるかどうか
→1,2,3,4,4,4,4,5,5,6みたいにプリント作りをする
子供を見て問題を創るので子供に最も効率の良い問題になる
コレをやれば翌日授業が分かるというものを出せば、子どもは経験的に学んで宿題が大事だと思う
学習効率がいい、成果があるから学習意欲がわく
学力は授業ではなく教材で育つ
先生や友達のいないところでどれだけ頑張れるか?
余談
良い教師とダメな教師の見分け方
授業参観で見ること
先生の身体の「目」を見る→よく動いてる先生がいい先生
学級崩壊させる先生は目が下がる
子供をチェックしている先生は目が動く
立って見て回る先生はいい先生じゃない
腰を曲げて回る先生はちゃんとまわってる
しかし、うまい先生が学力を伸ばす先生ではない
聞くことは脳を活性化する→そうでもないよ
良いこと聞いた、すぐにメモする、書くと脳は動き出す
→学力を上げる先生はノートを書かせる
良い授業だけじゃダメ
1ヶ月にノート1冊50ページ以上が大事
書くことが脳を動かす
学力がつく=テストの点がいいじゃない
テストの点がいい=テスト予告をする先生
テストの点が悪い=抜き打ちをする先生
大阪府の指導主事に話して喜ばれた
勉強は集中のトレーニング
ゆとりの時、一次方程式を勉強しても意味がないと言っていた
前頭前野の働き、人間の情緒をつかさどる場所
読み書き計算の学習で脳細胞が活性化する
100ます計算で情緒を安定させる
→時間を測り脳を集中させることで脳細胞をきたえれる
勉強は大人になってかあ答えのない方向性を見つけるためのトレーニング
百ます計算の正しいやり方
毎日、同じ100ます計算 → タイムをあげれる
5日くらい続けるみたいな
毎日、タイムを計り記録し褒める → 意欲を持たせる
毎日、できる限り同じ時間に → 学習計算をつける
0を加えるところから始めることが重要 上にある数字をうつすだけ
→知能指数が上がる
毎日タイムをあげ集中力をあげる
1秒2秒上がることが大事 大人じゃ上がらない 一度やってみるといい
驚くことが大事!褒めるよりいい 指導者の予測を裏切る行為
集中は習慣
夕方6時半に晩御飯を始めた先生は3人京大に入れた 7時半から宿題をする→学習スイッチが入る
反復の高速化が脳を鍛える 単純なものがいい
難しい問題をじっくりゆっくりでなく
簡単な問題を高速に
3日続けると8割がた残ってくる
なぜ、できていた子が伸び悩むか? 中高一貫校でも同じ
基礎基本は粘っこくやらないと安心出来る状態じゃない
中学校入った時は良くても、突然わからなくなる→焦るとどうしたらいいかわからなくなり 負のスパイラル
基礎基本の脆弱さが子供の伸びを阻害する
漢字は集中学習が一番
夏休みまでに学年の漢字を終わらせて夏休み以降はその漢字で熟語を作らせるみたいな
子供の学力を高めるのは短期間にやるべきことをすべて
ずり落ちることがコンプレックスを生む
食事や睡眠が有効にいけば子供は伸びる
出来るところからではなく、全部やる
脳力は短期間に伸びる
知能指数の平均を年度内に伸ばせる
算数の偏差値も上がる
早寝早起き朝ごはん、読み書き反復→子供の脳の力を高度に高める集中させる
地域家庭学校の連携で進んでいけば子供も安定する
大人の協力し合う中から子供の向上が進む
質疑応答
Q.子供を塾に行かせるかどうか
A.大阪府教育委員長としては学校を信頼してほしいというのが公式見解
学校の信頼を高めるのが大事
中高一貫校で塾に行った人も基礎能力は高まってない
ゆとりが始まって塾もやりにくくなった
学校で基礎基本があると塾はおいしい
基礎基本まで塾がやるのは大変・難しい
最終的には親は子供の監督 塾も学校もコーチかもしれないけど監督が大事
Q.大阪市で土曜日授業をやってることに対してのメリットデメリット
A.学校週五日制に賛成(個人的見解)
日本人はもっと家庭地域で幸せになるべき
学力は生活を豊かにするための手段で目的ではない
土日に親子や地域の触れ合いを豊かに花開くことが望ましい
ゆとりの時代に生活科ができた→生活科ができたので小学校1・2年生が大事な実験ができなくなっている
音や光の実験をせずに中学に入っている
デジカメのアナログレンズの技術は輸出できない
レンズや光に子供が関心を持っていきいき学ぶことが大事なのに土曜の授業に熱心で、理科に無関心
学習効率を高めないといけない
日本の教育談義はど素人
週休二日制の中で他と違う形で大阪の学力をあげたい
飯塚の取り組みを政府や文科省が注目するか?
現実事実を見てほしい
体罰問題→府立は起きていない 桜宮には特殊な環境があった
なぜ、桜宮で起きたのかが薄まってきている どこでもあるよね体罰的な話ばっかりになってる
教職員の授業効率が悪い状態を子供に与えることになる
理科の先生の話が印象的